口腔内光学スキャナー

口腔内光学スキャナーとは

今までは、カスタムメイドのマウスピース型矯正治療をスタートする前には“歯形を採る”工程があり、アルジネートやシリコンなどのゴムのような弾性印象材を用いて歯列に押し付け歯形を採っていました。しかし当院では、最新の口腔内光学スキャナーの導入により印象材を用いての型取りはなくなりました。口腔内光学スキャナーは1秒間に約6000枚の画像を取り込みながら歯の形態をスキャン、3Dで歯形をデジタルデータ化していきます。


口腔内光学スキャナーの優位性

1. 印象材によるオエッという嘔吐反射 → 快適な3Dスキャン

ゴムのような印象材を口の中に入れると、気持ち悪いと感じる人がいます。中には、嘔吐反射を起こし、オエッとしてしまうこともあります。一方、口腔内光学スキャナーではそのような印象材は使用せずにスピーディーに歯の形態を撮影して患者様の歯形をデータ化します。

2. カスタムメイドのマウスピース型矯正治療の開始までの期間を短縮できる

従来はカスタムメイドのマウスピース型矯正装置を作成するためには、患者様から採った歯形の印象材を米国に郵送、その歯形を元に米国にて製作し日本にマウスピース型装置が届きます。つまり完成したマウスピース型装置が届くまでに時間がかかり、平均すると約1か月の期間がかかります。一方、 口腔内光学スキャナーの場合、歯形をデータで米国に瞬時に送ることができますので、マウスピース型装置の納品までの期間を大幅に短縮することができるようになり、治療を早くスタートすることができます。少しでも早く矯正治療を始めたい方におすすめです。

3. 装置の精度UP

口腔内光学スキャナーによる3Dスキャンから得られた歯形のデータは、従来の印象材によって得られた歯形と比較して精度が高いため装置のフィットが向上し、より精密な歯の移動が可能です。

当院では初診カウンセリングにおいて、同意を頂いた患者様(永久歯が萌出完了した方のみ)の歯型を口腔内光学スキャナーを用いて採らせて頂き、歯並びをモニター上でお見せしながら想定される治療方法などを分かりやすく説明させて頂いております。

マウスピース型装置について

マウスピース型装置はオーダーメイドの装置となります。

オーダーメイド(特別注文)された矯正装置は、1人1人の歯の形に合わせて装置を発注、制作します。従来の矯正装置は、レディメイド品になります。つまり、大量生産された既製品であるブラケットと呼ばれる装置を使用しています。

オーダーメイドによって作られた医療機器は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)では、医療機器に該当しません。つまり、マウスピース型矯正装置における治療の治療結果や治療中のトラブルは、担当する歯科医師に委ねられます。

マウスピース型矯正治療を受ける際、どの歯科医院でも受けても、治療が担保されていることになりません。最新の矯正治療であるメリットがある一方で、トラブルがあった場合も考慮して、治療をするかしないかを判断しないとなりません。矯正治療に対する専門的な知見、経験を有する歯科医師に相談することが重要になります。

  • 1. “医療機器”としては未だ未承認ですが、材質の認可は下りています。
  • 2. 米国ではアメリカ食品医薬局が“医療機器”としても認可が下りています。
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